【初心者でも大丈夫】チラシデザインの作り方10STEP

0.はじめに

チラシ作りをするとき何からはじめたらいいのか、どんな作業が必要なのか、わからないことが多いですよね。
そんな方でもチラシ作りで頭を悩ませる時間がなくなるように解説させていただきます。

ツール・ソフトはエクセル・ワード・パワーポイント、何でも構いません。
何を準備して、どんなふうにデザインすれば良いのかなど『考え方』を中心にご説明させていただきます。

まずチラシを「商品やサービスを売る為」「お客様を多く集める為」に作ろうとしていませんか?
間違いではありませんが、良いチラシ作りのために考え方を変えてみましょう。
チラシは「素敵な物を知ってもらう為」に作るものです。

チラシを見た人に「素敵だ」と知ってもらう。
それを目的に内容を考えると「売り手目線」から「買い手目線」に近づけることができます。

1.「誰」に伝えるか?

ここからチラシ作りに入ります。
パソコンに向かう前に頭の中の情報を整理します。

最初に「誰に」「何を理由に」「どう行動してほしいのか」を明確にします。
これを決めることで掲載する情報や、色やフォントなどのデザインの方向性、
制作を進めるにあたって、迷わずチラシをつくることができます。

具体的な例をあげましょう。
例えばマンションの広告だったとします。

子供のいる家族・60代のご夫婦・新婚の若い夫婦
この3組にはそれぞれどんなメッセージを伝えるべきでしょうか?

子供のいる家族には「子供の将来のために」
60代のご夫婦には「フラット設計」
新婚の若い夫婦「都会に近い」
などになるでしょうか。

つまりチラシを見る人が「何を求めているか」を明確にするのです。

基本的に商品が出来上がった段階で「誰に」は決まっていると思いますが、
チラシ作りに入る前に改めて明確にしましょう。

2.スペックを謳わない。メリットを謳う。

チラシ作りでもっとも多い間違いは「スペックを謳ってしまう」ことです。
広告はスペックではなく「メリットを謳う」ことが大切です。
広告を見た方が「幸せになる情報」「商品を手に入れた際に幸せになる理由」です。

具体的な例をあげましょう。

「最新のシステムキッチン」と「座って料理が出来る疲れないキッチン」です。

「最新のシステムキッチン」というのはスペックです。
チラシを見た方にとっても「最新なんだ」で終わりです。

「座って料理が出来る疲れないキッチン」はメリットです。
チラシを見た方にとって「良いかも!」「腰が痛く無いかも!」と感情を動かすキッカケとなります。

何がスペックで、何がメリットなのかを考える際には、浮かんだ文言に「だから」を付けると良いです。
最新のシステムキッチン「だから」疲れないキッチン
最新のシステムキッチン「だから」凹凸が少ないデザイン「だから」掃除がラクチン

このように考えると簡単にメリットを導き出すことができます。
何度考えても「だから」以降が出てこない場合、十分にメリット行きついているか、
その文言にメリットが無いかのいずれかです。
メリットが無いのであれば、載せるにしても小さく載せるだけで十分です。
他のメリットを明確に理解してもらえるように情報を大きく載せましょう。

3.数字で示せ

メリットを示すに当たって、またはメリットの詳細を伝えるにあたって数字を使いましょう。
なぜ数字をつかうのか。
「明確で分かりやすい」「目に止まりやすい」「文字数が少なくて済む場合が多く、一目で伝わる」という点にあります。

「多くの人が満足したサービス」
「96%の満足率」

どちらがインパクトがあり、分かりやすいですか?
これが数字で示せという理由です。

また「一目で伝わる」というのはビジュアル的要因もあります。
これは視覚的に確認した方が分かりやすいでしょう。

4.妄想させろ

妄想させろ。これはチラシを見た人に幸せな未来を想像させろ、想像を掻き立ててもらえという意味です。
妄想することで「幸せを得ることができた」と擬似体験ができます。
一度得た幸せを手放したく無い、その幸せを欲しいと思わせるのです。

具体的な例をあげましょう。

「用途自由の広々した庭」
「子供とBBQが出来る庭」

どちらが想像しやすいですか?
「子供とBBQ」という表現は想像しやすく、具体的に情景が浮かびますね。
笑顔ではしゃぐ我が子、それを見て微笑む自分。そんな幸せな妄想を掻き立てるのです。

写真やイラストにも同じことが言えます。

幸せを擬似体験できるのはどちらでしょう?
左ですね。右が悪い訳ではありません。用途が違うと考えてください。
左は幸せな妄想を掻き立てる為、左はその空間における生活・空間作りを想像させるものです。
ただ、興味を引いて「欲しい」のキッカケ作りには左が向いているという話です。

5.デザインの方向性を決める〜色と書体の決め方〜

やっとココからデザイン作成に本格的に関わる話です。
過去に色については詳しく説明していますので、今回は端的に簡単にご説明します。

まずは色の決め方。

大きく3種類の決め方があります。

①商品カラーに合わせる。
赤い商品なら赤色、青い商品なら青色をメインに色を使ってください、ということです。

②企業カラーに合わせる。
企業の持つカラーイメージに合わせます。基本的にはロゴの色に合わせます。
「いつも同じ色の広告は飽きが来ない?」という方もいますが、
飽きても使い続けることで「この業界のこの色の広告はこの会社」というイメージが定着し、
信頼感・安心感を与えることが出来るとともに記憶に残りやすくなります。

③広告内容に合わせる。
これは、ターゲットや商品価格、今回の広告の重要視するポイントに合わせて色を選ぶということです。
今から簡単に具体例を出します。

ターゲットが女性ならピンクや淡い色を使う。
男性なら青系の色や暗めの色を使う。

低価格をウリにする商品なら赤+黄色など派手な色合いを使う。
高価な商品なら暗めの色や落ち着いた色合いを使う。

とにかく広告を目立たせたいなら、赤や黄色など派手な色を使う。
広告イメージを重視したいのであれば、これまでに学んできた色の選び方に合わせた色合いを使う。

とりあえずの色選びはこのような感じで大丈夫です。

6.「見たい!」を掻き立てるタイトルを決める!

タイトルとは、キャッチコピーでもあります。
チラシの最初に目がいく場所です。
この一文で広告・チラシを捨てるか・見るかの判断ができるので非常に重要な場所になります。
では、どのように決めれば良いのでしょう。

下記3点を守って作ればOKです。

①何の広告か分かる。
②タイトルに対する十分な内容がある。
③広告を見る人がメリットを感じられる短い文章にする。

具体的な例をあげましょう。

「賃貸管理お任せください」→「賃貸管理丸投げしませんか?」
「進学指導塾オープン」→「学年最下位の成績がTOP10入り!」

①は当然のことですね。考えすぎると広告と無関係な方向に向かうことがあるので注意しましょう。
②「賃貸管理丸投げしませんか?」と書いておいて何が丸投げなのか分からない、そのような広告では何も伝わりません。
稀に「あえて何も書かないことで興味をもって電話して欲しい」という意図の広告を作ろうとする方がいますがそれは『大きな間違い』です。
何だかよく分からないものには電話しませんよね。
③20文字の中に「メリット」と「何の広告か分かる情報を詰める」イメージで作ってください。
長い文章は読まれません。パッと見て読める文字数にすることが大切です。

7. 6:3:1の簡単レイアウト

ここからが実際の制作になります。
全体を60%・30%・10%に分けてデザインします。

具体的な例をあげましょう。

60%を使ってメインのメッセージや、メインのビジュアルを見せると考えてください。
広告・チラシを手に取ってもらう為です。
大半の広告・チラシは手に取ってもらえないか、読まれずに捨てられしまいます。
60%は使いすぎじゃないの?と思っても思い切ってそれぐらいのスペースで読んでもらうキッカケ作りをしましょう。

30%を使って詳細情報をいれます。
タイトルの内容を詳しく説明したり、メリットを打ち出してより「欲しい」気持ちを高めるスペースです。

10%を使ってお問い合わせ先の情報を入れましょう。
正直言えば5%くらいでも良いですが、記載を忘れてしまってはどんなに良い広告も無意味になります。
絶対忘れないように最初に下部10%をお問い合わせ先の情報欄として確保しましょう。

8. 1:3:6の文字表現

30%を使った詳細情報欄の話です。
「スペックじゃなくてメリットを書け」というお話をしました。
「数字で示せ」というお話をしました。
文章の内容はそれでOKです。しかし読みやすくする表現方法というものがあります。
それは読みやすくするために読まなくて良いようにするというものです。
1:3:6の文字表現と呼ぶことにしましょう。

具体的な例をあげましょう。

図のような表現方法となります。

上から1:3:6のボリュームで文字情報を入れてください。
文字の太さと大きさは上から大中小の順番です。

こうすることで「最初から最後まで読まなくて良い」状態を作ることができます。
チラシを見る人にとって分かりやすく、読みやすい状態です。
上から順番に「さらに読みたいから一段下へ」を繰り返すことになります。
この状態を意識して文字情報を組んでください。

注意としては3段以上で組むと分かりずらいので2段か3段で組んでください。

9.安心感を勝ち取れ

制作の最後の部分となります。
お問い合わせの直前に安心感を勝ち取る必要があります。
どんなに魅力的な商品で「欲しい」と思っても、お問い合わせ前には様々な不安要素が浮かぶものです。

上図のように多数の不安が浮かびます。
全てを取り除くことはできません。それでも最低1つは取り除きましょう。

例えばお問い合わせ後の面倒な手続きに不安が生まれそうだと思ったら、手続きの流れを書くだけです。
その際もメリットが謳えるのであればメリットとして表現しましょう。

10.再チェック方法

ここまでで広告・チラシのデザインは完成していると思います。

最後は再チェックです。可能であればご自身だけではなく、広告内容を全く知らない人にも見てもらうと良いでしょう。

下記の項目をチェックしてください。
①タイトルで興味をひかれますか?
②タイトルと内容は繋がっていますか?
③文章中に分からない言葉(専門用語)はありませんか?
④その広告だけでお問い合わせができますか?問い合わせ先や店舗情報が抜けていませんか?

ご自身でチェックする場合、脳内で情報を補完しがちです。
書いたつもり・みんなが分かってる情報を思い込む、ということが起きますので十分に気をつけてください。