PROFILE
エンドライン株式会社/代表取締役
山本啓一
元芸人、飛び込み営業時代は社内トップの売上など、多種多様幅広い経歴を持つ、弊社代表取締役の山本啓一。
2004年にエンドラインを創業。「人を、街を、モリアゲる。」という使命の元、モリアゲアドバイザーとして、日々挑戦を続けている。
ー「最初はエンドラインでアスリートを雇用できるのかと心配していましたが、今や、彼女もマーケティング部門の即戦力になっています。WEB周りの仕事を任せられるようになって助かっています。」ー
エンドラインで「アスリート雇用」という新しい雇用形態を取り入れるきっかけになったのは、2026年に入社した平山幸奈さん。
元々、一般入社として選考をするつもりだった彼女の「野球も仕事も諦めたくない!」という熱い想いを受け取ったことで、アスリート雇用に踏み切ることにしました。
アスリート雇用という未知なる挑戦への舵を切った当時の想いや、考えについて弊社山本へインタビューをしたので、ぜひご覧ください。

縁遠いと思っていたアスリート雇用
ー今までアスリート雇用について考えたことはありましたか?
ー「特にありませんでした。もちろんアスリート雇用という採用形態は、なんとなく知っていました。しかし、まさか自分たちに縁があるとは思っていませんでした。」
今まで100チーム以上のスポーツチームと取引の実績があるエンドライン。
それでも自分たちの会社でアスリート雇用の採用をする日がくるとは思わなかったそうです。
「今までのアスリート雇用のイメージって、給与は払うけれど、業務ではなく、練習がメインの社員というイメージでした。少数精鋭で業務にあたっているエンドラインでは、即戦力になれない社員を雇えないと思っていました。」
営業やサポート業務は、臨機応変な対応力が求められる仕事のため、週2~3日程度の出勤だと業務に支障がでてしまうことも。そのため、アスリート雇用の話しをいただいても、実際に雇用に結びつくことはありませんでした。
エンドラインとアスリート雇用は縁遠い。そう思っていたけれど、1人の学生をきっかけに、アスリート雇用へ踏み切ることになります。
エンドライン初の「アスリート雇用」
平山さんは、元々、1dayインターンに参加してくれた学生の1人でした。
1日という短い時間だったにも関わらず、特に印象深い生徒だったそう。
丁寧ながらもハッキリと意思を伝える話し方、学生の中で見せるリーダーシップなど、一際目立っており、「エンドラインで働いてくれたら。」そう思わせる魅力があったそうです。
後日、平山さんに選考の案内をし、帰ってきた答えは、「エンドラインで仕事もしてみたいが、野球も諦めたくない。」というものでした。
ーうちで雇用できるのか、うまく回るのかという不安。
ーでも、やってみないと分からない。
ー会社のルールを変えてみよう。
「人」に焦点を当てた採用をしているエンドラインにとって、
『この人を採用したい』と思える学生に出会えたことの方が大きく、
会社のルールを変えてでも、彼女と働きたいと思ったそうです。
選考が進んでいくうえで、大変だったこと。
それは、平山さんが所属するチームとの話し合いでした。
3~4か月もの間、副社長が中心となって条件のすり合わせや、仕事と野球の両立についての協議が重ねられました。
九州ハニーズにとっても、チームを通さずに、雇用先が決まるのは初めてだったそうで、エンドラインが本当に野球との両立を許してくれるのかという不安を持っていたそうです。
エンドライン、平山さん、九州ハニーズ、それぞれが不安を抱えていた雇用。しかし、それと同時に三社それぞれにとって新しい可能性を生む雇用でもありました。
「正直、話し合い期間が長すぎて、途中頓挫するかもしれない。と思う時期もありましたね。うまくいくのかな?って。」
企業が新しいことを始める際、どうしても既存社員の納得を得られるのかや、業務に滞りが生じないかについて考える必要があります。
幸い、2年以上前から、長期の学生インターンを多数受け入れており、社員全員が、「人に業務を教える環境」や「週に数日しか勤務できない人へのタスクの渡し方」に慣れていたため、平山さんの受け入れ態勢は万全でした。そのため、エンドライン社員の中に誰一人としてアスリート雇用にネガティブな印象を持つ人はおらず、平山さんの入社について前向きだったそうです。
アスリート雇用をして、考えたこと
ー平山さんを採用する前と後で、アスリート雇用に対する考え方は変わりましたか?
ー「イメージはとても良くなっています。良い人がいれば、アスリート雇用を増やしてもいいと思っていますよ。社会全体を見てみても、雇用自体がどんどん難しくなっていますよね。今後はアスリート雇用という形式を取る企業も増える気がします。」
アスリート雇用を採用している他社の経営者と話していたとき、こんな話しを耳にしたそうです。
「入社後、採用されたことに対して感謝してくれる社員って少ないですよね。でも、アスリートの方々は、入社後も感謝の気持ちを持って働いてくれるんです。珍しいですよね。前向きな気持ちで働いてくれると、経営をやっていてよかったと思います。」
夏の暑さが厳しい日、午前中にきつい練習をしてきても、午後エンドラインに出社する平山さんは、疲れた顔を少しも見せず、満点の笑顔で「おはようございます!」とオフィスの扉を開けます。
「社員が頑張っている姿は、会社全体の規律にも良い影響を与え、他の社員にも良い刺激になっている、相乗効果が生まれています。」
と教えてくれました。
アスリート雇用に興味を持っている企業へのメッセージ
ーアスリート雇用に興味を持っている企業さんへ何かメッセージをお願いします。
ー「興味があるならやった方が良いと思います。感謝の気持ちを持ってくれる社員がいると、会社の雰囲気が良くなるんです。将来的に、会社の広告塔になってくれるかもしれません。大きく見ると日本のスポーツを支えることにも繋がっていきますからね。」
アスリート雇用の社員を採用する際、企業の環境やキャパが重要になります。
ーどんな仕事をしてもらうのか。
ー社員の練習と出勤のバランスをどう調整するのか。
ー成果を残してもらいやすい業務は何なのか。
「ただの単純作業を業務として渡すのではなく、将来的に社員にとって力になるような業務を渡す方が良いと思っています。ただ、そのためには、会社の業務をとにかく細分化して、見える化して業務として任せる。人ベースで分業することが大切だと思います。ここまでもっていくのは時間も掛かりますけどね。」
アスリート雇用は企業側が対応すべきことも多く、どんな企業にもマッチする雇用形態ではありません。
しかしながら、その分、新しい風を巻き起こしてくれる大きなチャンスになる可能性も秘めています。
アスリートの方へ企業の社長目線のアドバイス
ーやってみたい仕事があるアスリートの方へ、企業の社長として何かアドバイスをお願いします。
ー「まずは、どんな環境でも感謝を持つこと。そして、やってみたい仕事があるなら、まずは伝えてみることが大切かなと思います。そして、企業やチームに思いっきり甘えて良いんですよ!人柄を見て応援したいと思える人であれば、きっと企業側も頑張ってくれます!我慢する必要はありません。スポーツも仕事も我慢せずに、思いっきりやってください!」








