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ロゴ制作事例 Nuovo様 伝えないためのロゴ作成

今回は、Nuovoのロゴマークを制作した工程を事例としてご紹介します。

nuovo様ロゴ

ロゴ制作事例 Nuovo 伝えないためのロゴ作成

1.会社ロゴは何のためにあるのか

2.今回のロゴ制作依頼内容

3.今回のロゴ制作の流れ

 3-1.ラフデザインの考案

 3-2.デザインの方向性の確定のため初稿提出

 3-3.方針変更に伴い別案提出

 3-4.デザインの決定、使い方に迷わないように仕様書提出

4.まとめ

 

1.会社ロゴは何のためにあるのか

「会社ロゴは何のためにあるのでしょうか

 

会社のロゴは企業イメージに直結し、会社の存在価値を高めるために重要な役割を果たします。

会社設立時のほか、設立後に事業をさらに躍進させるため、あるいは事業形態・ブランドの一新、周年記念などの節目にロゴを作製・リニューアルする企業は少なくありません

 

会社のロゴとは、言わば会社の顔です。ロゴで社名や思い、社風を表します。

会社を覚えてもらい他社との違いを表します

会社のロゴは、お客様に自社を認知してもらうものであり、自社の看板でもあり、うまく活用すれば、会社を成長させる大きな要素となります。

お客様に「安心感」「サービスへの信頼」を与える力があり、社員にとってはお客様の信頼を得続ける努力をするための原動力となるものです。

 

2.今回のロゴ制作依頼内容

 

今回のご依頼は

「ロゴに特別なイメージづけをしないこと」

という特殊なご依頼でした。

本来ロゴには企業としての想いや業種をイメージさせるビジュアルを入れるものです。

 

「ロゴに特別なイメージづけをしない理由は下記のようなものでした。

  • 現状のロゴを早急に変えたい
  • 今回制作分も長期で使うか分からない
  • 業種・業態もさまざまで、そこに対する想いも万別である

 

上記の理由から文字を組み合わせ社名を覚えていただくためのロゴマークを作成する方針となりました。

 

3.今回のロゴ制作の流れ

3-1.ラフデザインの考案

 

手書きでラフデザインを作ます。

お客様との打ち合わせの結果を元に作っていきますが、その他に良い案がないかも含めて考えていきます。

今回はビジュアルに意味合いを込めない前提ではありますが、「Nuovo」の意味を調べましたNuovoイタリア語で「新しいという意味があります。この意味ならイメージに組み込んでも問題がなさそうなのでデザインの要素の候補として頭にいれておきます。

ラフデザイン

手書きだけで数十パターン作成し、データ上でも数パターンデザインを作成します。

今回はロゴタイプのみになる可能性もあったため、ただ文字を並べるだけでなく「ロゴらしさ」を感じるようにデザインしていきます。

 

3-2.デザインの方向性の確定のため初稿提出

 

多くのラフデザインからデザインを絞り、データとして仕上げたものを提出します。

下図が提出させていただいたデザインです。

nuovo

各デザインを簡単に説明させていただくと

左上:丸四角三角をベースにデザイン。変わりゆくさまと楽しげなイメージ。

左下:基本は太めの文字で。Vは「新しい」を躍進のイメージでデザイン。

右上:シンプルな文字のOだけ変化させて進むイメージを出したデザイン。

右下:他のデザインと違い細めのフォントで、イメージを薄めに。

 

前項で説明したように明確なイメージを持たせずロゴらしさは出した形でデザインしました。ただ言葉の意味である「新しい」の意味をわずかに残すため「進展や躍進」を想像させるイメージのデザインも提出しました。文字は全体的に太めに、色は単色で作りました。これは業態が多岐にわたることから、使用環境も多岐にわたることが想像されるからです。

 

この案を提出後に方向性の変更がありました。

ロゴタイプ(ロゴの文字)ではなく、ロゴマークだけを制作し、その中に文字を込めることとなりました。かつ、もっと意味合いを消すこととなりました。

さらに盾っぽく見えるものも1案は提出する流れとなりました。

 

3-3.方針変更に伴い別案提出

 

別案提出に伴い再度ラフデザインを行います。

今回は文字の組み合わせでいかにマークとして仕上げるかに専念します。

基本的には直線と真円をベースで組み合わせて作れないかを考えます。

理由は、直線と真円で作ることで非常に安定感のあるデザインとなるからです。

 

別案で提出させていただたものが、下図です

nuovoロゴ制作

いずれも文字の組み合わせでできています。

左側

全体を盾の形状に。上がN、中央がUO、下部がVとなっているデザイン。

 

右側

Nを比較的分かりやすく、文字の組み合わせかなと気づける程度に。

Nの部分にNVU、右側の丸にOOを組み込んだデザイン。

 

最終的には右案で決定しました。

 

3-4.デザインの決定、使い方に迷わないように仕様書提出

nuovoロゴデザイン

デザインが決まったので使用時に困らないように仕様書を提出します。

実際の運用を考えると膨大なページ数がある仕様書ではなく、最低限の仕様書で、あとは企業と担当デザイナー様に任せるのが適切だと私は考えます。

そのためA4で1におさまる仕様書を提出しました。

 

今回はNuovo様の事例を紹介させていただきました。

 

本来ロゴに込める意味合いを敢えて入れない特殊なパターンでした。

理由があればこういった形もありです

文字を組み合わせたロゴにすることで社名を覚えてもらうという役割は果たせています

 

まとめ

 

ロゴを作る・考えるのは簡単な作業ではありません

しかしロゴは、会社にとって重要な要素です。

大変だからと作らないままでいたり、時代に合わないロゴを使い続けたりするのはお勧めできません。

まだロゴがない、変更に戸惑っている方はロゴの作成をお勧めします。

ロゴ制作は簡単ではありませんが、きっと楽しいものになります。

自社のことを改めて考え、顧客のことを考えることで成長につなるだけでなく、自社への自信にもつながります。

ロゴをご検討の方は、ぜひエンドライン株式会社にご相談ください

きっとワクワクできるロゴができるはずです。


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