アビスパ福岡株式会社様
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アビスパ福岡のシャレン活動とは?地域共創プロジェクト「FUKUOKA TAKE ACTION!」の全貌

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アビスパ福岡株式会社 佐川様
お客様の声アビスパ福岡
モリアゲ満足度

アビスパ福岡は『子どもたちに夢と感動を地域に誇りと活力を』を基本理念とし、『感動と勝ちにこだわる』をスローガンとしている福岡市をホームタウンに、19市町村をフレンドリータウンとしているサッカークラブです。
スポーツビジネスをはじめ、社会環境が目まぐるしく変化する中、「共創」をテーマに掲げ、多様な立場の皆様と対話しながら、スポーツを通じて新たな価値を生み出し、地域のさらなる発展と、新たなコミュニティーづくりに貢献して参ります。
福岡市がアジアのリーダー都市として成長を続ける中、アビスパ福岡も日本を代表するチームに成長するためにJ1の舞台で大きなチャレンジをしています。

会社名 アビスパ福岡株式会社様
公式サイト https://avispasyaren.com/
試合スケジュール https://www.avispa.co.jp/game_practice

お客様インタビュー

そもそもシャレン活動ってなに?
アビスパ福岡では、2023シーズンより新たに地域貢献への想いをお持ちのパートナー企業様との共創型パートナーシップ「アビスパ福岡 オフィシャル・シャレン(社会連携)パートナー」を新設し、地域貢献プロジェクト『FUKUOKA TAKE ACTION!』を発足しました。
シャレン!(社会連携活動)とは、社会課題や共通のテーマ ( 教育、ダイバーシティ、まちづくり、健康、世代間交流など ) に、地域の人・企業や団体(営利・非営利問わず)・自治体・学校などとJリーグ・Jクラブが連携して取り組む活動です。
アビスパ福岡は、スポーツの力を通して、「子どもたちに夢と感動」「地域に誇りと活力」を与えることを大切なクラブ理念として活動しています。
アビスパ福岡シャレン活動
今回の『FUKUOKA TAKE ACTION!』
今回の『FUKUOKA TAKE ACTION!』では、「① 共育」「② 社会」「③ 街づくり」の3つのプロジェクトテーマに沿って、パートナー企業や自治体、学校、各種団体と共に連携し、継続的な合同での理念活動を推進します。『FUKUOKA TAKE ACTION!』の活動を通して、1人1人が社会貢献活動への“1歩を踏み出す=ACTIONを起こす”輪を拡げていき、福岡の街から日本を元気にするムーブメントを巻き起こす世界観を目指します。 ACTIONの輪が拡がる先には、人が育ち、ビジネスが生まれ、大好きな福岡の街を更に住みよい街にしていく、都市活力が溢れたアジアのリーダー都市の実現への貢献に繋がると願って発足しました。
シャレン活動
なぜ始めようと思ったのか?その①
やろうと思った理由は大きく3つありますね。
まず1つ目は、福岡という街の“シビックプライド”、つまり地域に対する誇りや愛着の強さに気づいたからです。
僕はもともと東京でスポンサー営業をやっていたんですが、ビジネスとしてどれくらいの費用対効果があるのかっていう点がすごく重視されるんです。だから、しっかり仮説立てて、マーケティングプランを作って、部署ごとの予算配分まで見せながら、何十ページもある企画書を持ってプレゼンして…っていうのが自分の中では当たり前でした。
でも、そのやり方をそのまま福岡でやったら全然通用しなかったんですよね。
最初は戸惑いましたけど、色々調べていくと、福岡市って全国でもトップクラスに“自分の街を良くしたい”っていう想いを持っている人が多いというデータがあって。
だったら、スポンサーセールスのやり方も変えないといけないなと。
「一緒に福岡を良くしていきましょう」というストーリーに変えると、一気に反応が変わったんですよね。それを見て、この街だからこそ、社会や地域を良くしていくパートナーシップに価値があるんだって確信しました。
福岡を良くしたいという思いが日本一強い街なら、それをスポーツで一番形にできる街でもある。そう思ったのが、シャレン活動を始めようと決めた最初の理由です。
なぜ始めようと思ったのか?その②
2つ目は、アビスパというクラブの歴史的な背景です。
2013年には経営危機でクラブが潰れかけたこともありましたし、いわゆる“5年ジンクス”と呼ばれるように、J1とJ2を行ったり来たりして、なかなか安定できない時期が続いていました。でも今ではJ1で3年目、4年目と続けて戦えていて、「J1定着」という言葉も出てきました。
でも、僕は思うんです。「定着」って、ただ成績を残すことじゃない。
試合がない日でも、地域のために何かをして、「アビスパがこの街にあってよかった」と思ってもらえる存在になって、初めて“本当の意味で定着した”って言えるんじゃないかと。
だから、今このタイミングで、もっと地域と向き合う活動をしていくべきだと考えました。
なぜ始めようと思ったのか?その③
そして3つ目は、スポンサーさんとの関係の見直しです。
アビスパ福岡は年間900〜1,000社もの企業に支えられていますが、その中には過去に離れていった企業さんもいます。その理由を知りたくて、実際に何人かの社長さんにお会いして、お話を伺いました。
中には、怒っている方もいらっしゃって。「アビスパは苦しい時だけ“助けてくれ”って来るけど、そのあと何もしてくれなかった。うちはそういう姿勢が見えなかったから協賛をやめたんだ」って。
それを聞いて、自分たちは支えられている存在だということをもっとちゃんと伝えていかないといけない、そう思いました。
そして、もし「アビスパ変わったね」っていう噂がその方の耳に届いたら、また応援してくれるって言ってくれたんですよ。
それって、もしかしたら他にも同じように感じている人がいるかもしれない。だったら、“地域に貢献してるクラブ”という事実を、ちゃんと外に伝わる形で続けていかないといけない。
そういったイメージを変えるためにも、シャレン活動は絶対に必要な取り組みだと思ったんです。
シャレン活動デザイン02
佐川さんの熱い想いの原点は?
まず、スポーツを通して社会課題の解決みたいなことに興味がありました。前職でリクルートに居た時に、いわゆる「社会起点で考えなさい」「全てお客さん目線で物事を考えなさい」っていう教育の基生きてきているので、なんか、自分たち主語で物事を進めるっていうことが、僕はとにかく嫌なんですね。特にスポーツチームなんて、街に支えられて存在できてるので、そのクラブがやっぱ他社目線とか社会目線をなくしたら成り立たないと。
アビスパ福岡シャレン活動
ゼロからシャレン活動の立ち上げ、当初の課題は?その①
やっぱり新しい事業なので、実は社内でもあんまり応援はされてなかったんですよ最初。広告を出すスポンサー、看板とかってわかりやすいじゃないですか。そして特に工数もかからないし。ですけど、シャレン活動って毎月何かアクションしていきますし、企業さんとのリレーションがものすごく重要になってくるので、今までのパートナーシップの考え方とは、かける工数が全く変わってくるんですね。そこに対して1人でやりきれるのかっていうところと、費用対効果あってるのかみたいなところはものすごく突っ込まれた部分です。社内を説得させるために初年度でどれくらいのマネタイズができるのか、ここの理解を得るのがちょっとしんどかったかなと。
シャレン活動アイデア案
ゼロからシャレン活動の立ち上げ、当初の課題は?その②
もう1つは、多分スポーツチーム全体の課題で、このようなホームタウン活動・地域活動やってる部署の人たちって結構皆さん自信がないというか「クラブの中で立ち位置が自分たちは低いんです~」みたいな人が結構多いんですよ。
マーケティングとかそっちの部署の方が立ち位置が高い感じになるんですね。その理由はホームタウン活動・地域活動で「マネタイズできてないから」なんですよ。なので、土日休みなくボランティアで社会貢献活動してたり、ほんと良いことしてるんですけど、事業になってないので、評価されないかつ持続しないっていうのがこの業界の課題でした。僕はその人たちに勇気を持たせたいって想いもあるので、この社会活動と地域活動はちゃんとマネタイズに繋がって、事業として成り立っていくっていうことを証明したいと思いましたね。
あと、「なんでこれに協賛しないといけないの?」って声もやっぱ多かったですね。スポーツチーム=ボランティアで社会貢献しなさいっていう考え方を持ってる方が一定数居て、ちゃんと事業として成り立たせないとっていうところの理解を得るのがなかなか難しいところもありました。
なぜモリアゲアドバイザーに相談したのか?
そうですね。中経協のビジネスマッチング会で石谷さんとお会いしてですね。普通の看板であれば、正直今までの取引業者さんでよかったんですが、やっぱりサステナブルな事業をしてるので、作るものが環境に良くなかったら意味がないと思ったんですよ。なので、ご相談ベースで、しっかりそこの環境にケアしたものが作れるかどうかっていうところをご相談したかったってところなんです。あと、スピード感となんかスタンスがマッチするかどうかってめちゃくちゃ大事だと思うんですね。そこはもうドンピシャだったんで、真っ先に相談させてもらったっていうのが1番ですね。
中経協のビジネスマッチング会
不安な点はどう解消したか?
不安なところで行くと、初年度の事業だったんで、僕の中でもイメージがなかったことですね。バナー(横断幕)に関してもそうだったんですよ。ただ、なんか今まで通りのやり方で掲出したくないっていうことと、みんなが繋がっていけばいいなっていう、これぐらいの構想しかなかったんで、これをどう形にするかっていうのが課題だったんですけど、不安点を丸投げして答えてもらったんで、不安要素は全てクリアになりました。
課題解決
実際に使用してみた感想は?
スポンサー企業さん追加になるたびに企業様自身が好きな場所にロゴをペタって貼れるのが結構新しい体験だなと思ったんで、そういう新たな取り組みができたっていうところはとても良かったですね。ただ、初めて作るのでサイズ感も全く分からなかったのでそこは次回少し小さくしていこうと思います。子どもさんが持ったら隠れちゃうみたいな感じもありましたしね(笑)
使用写真
シャレン活動において、今後強化されたいことは?
そうですね。今僕たちは日本で1番社会課題が集まってくるサッカークラブっていうことを心がけているので、あらゆる社会課題に対して、本当に徹底的に詳しくならないといけないと思ってるんですよ。なので、僕たちも勉強していかないといけないっていうところは強化したいところですね。
アビスパ福岡シャレン活動
最後に、ファンの方やスポンサーさんに向けてシャレン活動に対する想いをその①
日本で1番社会課題が集まってくるんで、それを解決したいっていう思いと、スキルとサービスを持った企業さんと自治体と教育機関で、みんなで一緒に課題解決していくコミュニティが出来上がるので、何かやりたい人は絶対うちと組んでた方が社会のためにリアルな活動ができると思いますってことを伝えたいです。
最後に、ファンの方やスポンサーさんに向けてシャレン活動に対する想いをその②
もう1つは、スポーツクラブの集客って、時間軸が2つあると思っています。1つが目の前のイベントのコンテンツ、チームの強さ・演出そして細かなマーケティング施策みたいなとこだと思うんですけど、もう1つ、結構おざなりにしがちなのが、長い目のファンを作っていくということなんですね。地道な地域貢献活動し続けて、クラブと接点がない人が「アビスパ普段こんなゴミ拾いしてるんだ~ちょっと応援してみようかな」っていう、違ったタッチポイントを作っていくというところなんですよね。


なので、僕たちのこのシャレン活動は、スポーツニュースじゃないとこに出たいと思ってて。「市政だより」とか経済面とか社会面とかで、違うところでタッチポイントを作ってファンを増やしていくっていうことがやりたいですね。数年後に「あの時シャレン活動やってたからこんだけお客さん増えたよな」っていう世界観を作っていきたいなと思っています。
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