【スポーツチーム向け】スポーツチームロゴの作り方

こんにちは。モリアゲアドバイザーのヒラヤマです。

実は先日、国内プロスポーツ運営会社として初となる上場会社、
琉球アスティーダスポーツクラブ株式会社様が運営する
『九州アスティーダ』様のロゴを制作させていただきました。
https://rallys.online/read/210419kyusyu-asteeda/

大変光栄です!

そこで今回、実際にロゴを制作した時の資料や、
ロゴデザイン作成時のポイントついても一挙公開いたします。
参考にしていただければ幸いです。

1、ロゴデザインって何?

ロゴデザインは、企業やサービスなどをデザインを用いて表現したものです。
「ロゴマーク」と「ロゴタイプ」に分類されます。

「ロゴマーク」はイラストやアイコンのような部分を指す言葉で、
「ロゴタイプ」は文字の部分を指す言葉です。

「ロゴタイプ」のみをデザイン的に作って、ロゴマークを使っていない会社も多く存在します。
その目的としては企業の考え方・サービスなどを視覚的に表現したり、
店名やブランド名を視覚的な印象付けから覚えてもらいやすくする、などが挙げられます。
また、ブランドイメージそのものの印象を操作する目的もあります。

一言にロゴと言っても目的に合わせて複数存在します。
代表的な3つ、企業ロゴ・ブランドロゴ・商品ロゴについて簡単にご説明します。

1-1、企業ロゴ

「企業ロゴ」とは企業や団体などのロゴのことをいいます。
企業のホームページや看板をはじめ、名刺、各商品などに掲載される「企業の顔」となるものです。
サービスロゴなども企業ロゴと共通で扱う場合も多くあります。

企業の考え方や在り方、サービスを表現することが一般的です。
商品やサービスは変わり続けるものなので「変わらない部分」を表現する場合が一般的です。
また、ロゴマークにメインで使われる色は、
その企業のイメージカラーとしての働きを持ち、コーポレートカラーと呼ばれます。
※コーポレートカラーの設定に関しては「ロゴデザインの作り方」でご説明します。

1-2、ブランドロゴ

「ブランドロゴ」とは、企業が提供するブランドやサービス、店舗などのロゴのことをいいます。
企業がブランドやサービスを展開していく中で、各ブランドやサービスに合わせイメージを表現します。
そのブランドがどのようなものかを、
視覚的に表現するとともに、一つのブランドとしてカテゴライズする効果があります。
企業ロゴのイメージに合わせてデザインすることがあれば、
印象を変えるために全く違うロゴにする場合もあります。

1-3、商品ロゴ

「商品ロゴ」とは企業が提供する商品のロゴのことです。
いち商品のパッケージデザインとして簡易的に作られることの多いロゴです。
また、商品説明の要素が強く、具体的なイメージが伝わるデザインになることが多いロゴでもあります。
商品がブランド展開されると「ブランドロゴ」として格上げされる場合もあります。

2、スポーツチームのロゴデザインって何?

スポーツチームのロゴデザインは、上記で説明した「企業ロゴ」であり、
「ブランドロゴ」でも「商品ロゴ」でもあると言えます。
エンブレムとして表現されることも多いロゴです。

3種のロゴと違うのは、様々な要素が複雑に存在しているということです。
様々な要素とは「母体企業の存在」、「スポーツリーグの存在」、「選手とファンの存在」です。
母体企業の存在は、チームカラーやデザインに関わります。
スポーツリーグの存在は、そのリーグらしさの表現に関わってきます。
選手とファンの存在は、選手やファンに愛されるか、
胸を張ってそのロゴを掲げられるかに関わり、極端に言えばチームの強さに関わってきます。

3、ロゴデザインの作り方

ロゴデザインは、マークや僅かな文字数で表現するため「何を伝えたいか」が核となります。
企業名を見た目良く作るのではなく企業の考え方や在り方を「伝える」ために視覚化します。
分かりやすい例は、amazonです。
amazonの文字と「a」から「z」に向かう矢印のロゴですが、
その矢印は大きく2つの意味が込められています。
1つ目はAtoZ(ありとあらゆる)商品が手に入る。
2つ目はお客様を笑顔にする。これは矢印が笑顔に見えるようにデザインされています。
つまり、ありとあらゆる商品をお届けするサービスを通して、お客様を笑顔にするというメッセージです。

このように伝えたいことを表現するためにデザインします。

ブランドロゴや商品ロゴに関しても、具体性は強くなりますが基本的には同じです。

 

4、スポーツチームロゴの作り方

スポーツチームロゴも上記ロゴの作り方同様「何を伝えたいか」が核となります。
しかし、他の要素も重要な要素となります。
1つ目は母体企業のイメージを反映させるか。
多くの場合母体企業のイメージを引き継が無いですが、
引き継ぐ場合母体企業の「何を伝えたいか」から学ぶ必要があります。

2つ目はそのスポーツリーグらしさを表現する。
リーグが大きくなるほど、この要素が強くなります。
「そのスポーツリーグらしさ」とは他のチームのロゴと並んだ際に違和感がないかということです。
変に個性を出して「そのスポーツリーグらしさ」を損なうことは、
チームだけでなく、リーグ全体の損失ともなりうる問題です。

3つ目は選手やファンに愛されるか。
どのロゴに関しても言えることではありますが、スポーツチームはこの要素が強くなります。
そのスポーツチームロゴを胸に試合に向かう気持ちを持てるのか、
そのスポーツチームロゴを愛して応援できるか、
グッズを手に取りたくなるかということに関わります。

スポーツチームロゴの作り方は、上記全ての要素をバランス良く作り込むことです。

また、「スポーツチームロゴらしさ」という要素も存在します。
「そのスポーツリーグらしさ」を無視した一般論として話です。
「らしさ」の要素を3点ご紹介します。

・ロゴタイプ(文字)は躍動感・勢いを感じさせる
・文字に二重・三重の縁をかけて厚みを出す。
・色はメインカラー+2,3色使い華やかさを演出する。

この要素を入れるだけでも「スポーツチームロゴらしさ」が出ます。

5、実際の制作例(九州アスティーダ様)

ここで実際の制作例を通して時系列に沿ってご説明します。
九州アスティーダ様(以下敬称略)のスポーツチームロゴ(エンブレム)です。

前提として
□九州アスティーダには琉球アスティーダという兄妹チームが存在する。
□アスティーダ(Asteeda)は「明日+てぃだ(沖縄方言で太陽)」の造語である。
□九州アスティーダは女子チームであり、美しさやしなやかさの要素がチームロゴに欲しい。
□チームカラーは諸事情により先行して「濃いピンクと紺色」に決まっている。

細かいことを除くと上記が前提としての情報です。

ここからデザインを考え出します。
ひとつひとつどんな事をしてデザインに落とし込んだのかをご説明します。

□九州アスティーダには琉球アスティーダという兄妹チームが存在する。
→琉球アスティーダの兄妹チームとしてロゴの要素を何かしら残す。

□アスティーダ(Asteeda)は「明日+てぃだ(沖縄方言で太陽)」の造語である。
→「明日+てぃだ(沖縄方言で太陽)」の意味はデザイン上に残す。

□九州アスティーダは女子チームであり、美しさやしなやかさの要素がチームロゴに欲しい。
→「太陽」の要素と相性が良く「美しさやしなやかさ」を表現できる「鳥」のイメージをデザインに入れる。

□チームカラーは諸事情により先行して「濃いピンクと紺色」に決まっている。
→そのまま反映

制作の途中を一部公開します。







図のような形で製作を進め最終的なロゴデザインとなりました。
一見意味のないような部分にも意味は含まれています。

簡単ではありますが、これが実際の制作例です。

6、最後に

6-1、ロゴデザインまとめ

ロゴデザインの有効性や重要性、役割に関して少しは知っていただけたでしょうか?
特にスポーツチームのロゴに関しての考え方や作り方を知っていただけたようでしたら幸いです。

ロゴデザインは直接的に利益を生むものではありませんが、非常に有用な要素です。
また、知れば知る程面白いものです。
これを機に自社・自チームのロゴを考え直してみる
きっかけとしてみてはいかがでしょうか。

6-2、おまけ雑記

ここからは製作時の裏話的な「おまけ雑記」です。
九州アスティーダ様にご提案させて頂いたロゴには廃案が複数あります。
提出にも至らなかった廃案に関しては大量にあります。
ロゴを考えるというのはそれ程、試作を行うというものです。

廃案の中には、琉球アスティーダのロゴをアレンジした兄妹チームとわかりやすいデザインもありました。
またAsteedaの文字列に隠れた要素から「美しさやしなやかさ」の要素を表現する案もありました。
また、キャラクターが明確に決まっていなかった為、
ロゴデザインからキャラクターデザインに反映られる前提で進めていました。

【まずは無料相談】<ロゴデザインに関するご相談はこちらから>