こんにちは。
エンドラインの代表山本啓一です。
当社でも、新卒採用を行っているのですが、学生さんと会うたびに疑問があります。
それは「自分探し」をしている子が多いなあという事です。
就活において「自己分析」を強要され、面接官が「あなたはどういう人生を送りたいのか?」や「当社に入ってどうしたいのか?」などを聞いているのが問題なのだと思いますね。
「当社に入ってどうしたいのか?」なんて「やらなきゃ分からんだろう」と私なら思います。
そもそも「あなたはどういう人生を送りたいのか?」に答えることが出来る人いますか?
その面接官はそれを答えれるのでしょうか?
私もようやく「どういう人生を送りたいのか?」を答えれるようになりましたが、そこに行きつくまでにはそれなりの苦労や経験もありました。
自分探しの旅は、つまり宝さがしは重要ですが、いくら探しても自分が思うほどの「お宝」には巡り合えません。
私はそう思っています。
学生時代に「自分に人生」が分かる方が怖いですね。
「どういう人生を送るのか?」は考えなければいけませんが、そう考えている「今この瞬間」こそが人生だと思います。
「今」の積み重ねが人生です。
試行錯誤していく中、悩む中で自分の人生が出来上がってきます。
寄り道や失敗も40歳くらいになると全て集約されてきます。
「ああ、あの経験が活きたな」「ああ、あの時の悩んだことが価値観になっているな」と。
振り返った時にしか分からない事もたくさんあります。
悩む事は良い事ですが、それにより「足が止まる」のは良くないですね。
アントニオ猪木氏がとても良いことを言っています(元ネタは清沢哲夫氏)
この道をゆけばどうなるものか
危ぶむなかれ
危ぶめば道はなし
踏み出せばその一足が道となり
その一足が道となる
迷わず行けよ
行けば分かるさ
なので、悩みながらも考えながらも、今日一歩だけ進みましょう。
5年後、10年後にしか分からないこともたくさんあります。
人生の成功や幸せをいつの時点で切り取るか?今なのか?5年後なのか?
私は死ぬときに家族が喜んでくれて、良い会社を作り社員が喜んでくれれば、その人生全てオールOKだと思っています。
※最近思う事あり、極度の目的思考は価値観や考えを狭めてしまいます。
目的には合わないものはやらない・非効率的だ・最短距離ではないとなると様々な経験が得られないですね。
無駄かもしれないけどやってみる・人と会ってみる。そういうアクションは大事です。
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元お笑い芸人社長 山本K-1
1973年生まれ。大学に5年在学し中退。その後、芸人・フリーターを経験。27歳で初就職し、過酷な飛込み営業を経験。入社3年後には社内トップとなる売上1億円を達成。2004年31歳でエンドライン創業。
